米子高専建築デザインコースは主に以下のような特色があります。

【1】2021 年の改組により建築デザインコースに

2021 年に建築学科は総合工学科建築デザインコースに変わります。2年後期からはこれまで通り、本科5年卒業で準学士、専攻科修了で学士の資格が得られる大学同等の教育プログラムになっています。卒業生の就職率は 100%で、卒業生の4割は大学3年生に編入学したり、専攻科に入学しています。

【2】大卒者と同じ業務内容
卒業生は大学卒業者とほぼ同列の建築技術者として企業に採用され、大卒者とほぼ同じ業務内容で仕事をしています。

【3】建築士への最短コース
卒業時に一級建築士の受験資格が得られます。大卒者より2年早い 20 歳で受験でき、米子高専建築学科は建築士への最短コースとも言えます。

【4】国指定の建築教育
教員の多くは、博士(工学)・修士(工学)の学位や一級建築士などの資格を持っています。大学の建築学科と同様な教育レベルで、学生は二級建築士や一級建築士の受験資格を得ることができる国指定の教育課程で学べます。

【5】県庁や自治体との強いつながり
教員は島根・鳥取の両県庁や米子市などの市町村自治体の審議委員を歴任し、県庁や市町村自治体のスタッフにも卒業生が多くいます。

安全で環境にやさしい建築・都市のデザインを学びます。

【1】住まい方・使い方のデザイン
建築とは人が生活したり、仕事をしたりする空間のことです。幼稚園・美術館から住宅など様々な建物の外観だけでなく、内部のインテリア・色彩デザイン・家具デザイン、歴史やまちの文化も学びます。

【2】環境にやさしいデザイン
鳥取県産の材木を使ったベンチ制作、エアコンなどの効率的で快適な設備計画、風通しや緑化などのエコデザインも学びます。

【3】安全な建築・都市づくり
地震や台風などの災害時にも、人の命を守ることができる安全な建築・都市づくりを学びます。

【4】コンピュータを使った教育の充実
現在の建築図面はほとんどがコンピュータで描かれています。低学年から情報教育を充実させ、高学年では3次元のリアリティあふれる図面を描くことができるようになります。

【5】建築士教育の充実
コース配属後の教育を通じて、一級建築士・二級建築士を将来受験するために必要な知識と技術を十分身につけることができます。